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映画『炎のデス・ポリス』“愛すべきゲス”たちの警察署サバイバル・バトル。その結末は!?

炎のデス・ポリス

映画『炎のデス・ポリス』“愛すべきゲス”たちの警察署サバイバル・バトル。その結末は!?

©2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve

情報提供/フリーメディアone( https://www.one-kansai.info/entertainment-cultur/3397

 

砂漠の小さな警察署が一夜にして戦場と化す―――。広大な砂漠のなかにポツンと建つポリス・ステーションで繰り広げられる一夜のサバイバル・バトルを、粋なセンスで映像化した映画「炎のデス・ポリス」が関西に上陸! 7月15日(金) からTOHOシネマズ梅田などの劇場で公開されます。

どこに向かうかわからない暴走機関車のような映画。暑苦しい夏を、よりディープにしてくれますよ。

殺し屋・詐欺師・サイコパスが小さな警察署に集結!

「炎のデス・ポリス」というタイトルを見て、〈好きなタイプの映画じゃない〉と思う方もいるかもしれません。実をいうとわたしもそうでした。でも、タイトルに惑わされないでください。確かに警察署が死と炎に襲われるので、タイトルそのままの内容ではあるのですが、そのつくりは先入観を裏切るスタイリッシュさをまとっています。

 

舞台となるのは、アメリカ・ネバダ州の砂漠地帯にたたずむガンクリーク警察署。親が娘の誕生日プレゼントに拳銃をプレゼントするような不穏な街ですが、警官たちは酔っぱらいの相手やケンカの仲裁をするのがメインで、警察署内には上司の悪口をいいつつ軽口を叩きあう、のんきな雰囲気が流れています。

 

そんな夜、暴力沙汰を起こした男が連行されてきます。テディというその男はマフィアのボスに命を狙われている詐欺師で、避難場所を求めてわざと捕まったのです。思惑どおり留置場に入ってホッとするも束の間、マフィアに雇われたスゴ腕の殺し屋ボブが泥酔男に成りすまして向かいの留置場へ収監。詐欺師と殺し屋の緊迫感のある駆け引きが繰り広げられます。そこに参戦するのが、新人警官ヴァレリー。かしこい彼女が不穏な空気を察知し、ボブのテディ抹殺計画は阻止されます。しかし、そこに新たな刺客としてサイコパスのアンソニーが現れ、小さな警察署はまるで戦場のような大惨事に突入。詐欺師×殺し屋×サイコパスの壮絶な殺し合いのなかで、ヴァレリーは孤立無援の危機に陥ります。はたして、誰が生き抜き、朝を迎えられるか!? 映画は、予想する時間さえ与えずに一気に加速していきます。

炎のデス・ポリス

©2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve

 

登場人物のほとんどがゲス! でも、どこか憎めない。

とにかく、出てくる人のほとんどがゲス野郎です。詐欺師や殺し屋だけでなく、警官にもゲスがいっぱいで、そうじゃないのはヴァレリーくらい。そのため彼女は、ほぼひとりで戦うはめになります。

そして、やたらと人が死にます。こんなに簡単に殺していいの?―――なんて考えちゃダメです。そこは考えたら死ぬ世界。サバイバル・バトルは本能で楽しむのが正解なのです。

 

こう書くと、人を殺しまくるB級アクション映画に感じるかもしれません。(実際、そういう要素はあります)

ですが、どこまでが本当でどこまでが嘘かわからない詐欺師のテディ、冷酷非道で闇深い殺し屋のボブ、子どもが遊ぶみたいに人を殺すサイコパスのアンソニー、どこまでも外道な彼らですが、憎みきれない魅力を携えています。ボブ役のジェラルド・バトラーは相変わらずかっこいいし、アンソニー役のトビー・ハスはチャーミング。“愛すべきゲス”といいたくなる、絶妙なキャラクター造形です。

炎のデス・ポリス

©2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve

 

また、警察署内というワン・シチュエーションで進行する設定のなか、アート作品のような弾丸跡やシャワー室のブルーの光などシーンごとの見せ方がスタイリッシュでスマート。今風にアップデートされたバイオレンス・アクション映画に仕上がっています。

 

監督は「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハン。スリリングとポップをミックスする、さすがのセンスです。

炎のデス・ポリス

©2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve

 

映画「炎のデス・ポリス」には、関西版予告篇もあります!

ナレーション担当は関西でおなじみの「タージン」さん。作品テンションの高さと、タージンさんのハイテンションボイスがマッチしたインパクトのある仕上がりです。こちらもぜひチェックしてください。

【関西版予告篇】

 

映画「炎のデス・ポリス」

2022年7月15日(金)より、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、kino cinéma神戸国際などで公開。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

 

Text by MASAMI urayama

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