- アート
- 2026-03-30 Mon
世界を揺るがした話題作。アニメーションとして昇華されるまでの軌跡を辿る

© 藤本タツキ/集英社© 2024「ルックバック」製作委員会/
©「劇場アニメ ルックバック展」実行委員会
コミック配信サイト「少年ジャンプ+」での発表初日に閲覧数250万以上を記録し、藤本タツキ氏の原作としても大きな話題を呼んだ『ルックバック』。その劇場アニメ作品は、58分という上映時間でありながら累計興行収入44億円を超えるなど、国内外で社会現象とも言える旋風を巻き起こしました。
そんな本作の圧倒的な熱量とこだわりを紐解く巡回展「劇場アニメ ルックバック展 -押山清高 線の感情」が、2026年4月24日(金)より心斎橋PARCOにて開催されることが決定しました!
本展では、監督を務めた押山清高氏や本作に携わったクリエイターたちが、どのようにして原作の濃密な世界観を紡いでいったのかに着目。マンガからアニメーションへと昇華されていくまでの軌跡と、制作陣の凄まじいこだわりを間近で体感できる貴重な機会となっています。
原作者の特別協力エリアや、名シーンのフォトスポットも!
会場内では、作品の世界をより深く味わうための様々な仕掛けが用意されています。 原作者である藤本タツキ氏の特別協力を得た展示エリアをはじめ、胸を熱くさせたあの名シーンをリアルに再現したフォトスポットなど、ファンならずとも息を呑むコンテンツが満載です。
開催にあたって–押山清高
映画『ルックバック』は、
抗いようのない時代の変化に対する問いであり、生存戦略でした。
AIが絵をはじめ、あらゆるものを生成できる今、なぜ人は、それでも描くことをやめないのか。
その問いに、自分の線で答えようとした作品です。
今回の映画では、藤本タツキさんの原作をお借りし、“描くこと”についてアニメーションならではの表現を模索できたのは幸運でした。
私はテクノロジーを否定するつもりはありません。
その力を認めたうえで、それでも描くことを選ぶ人間の衝動や不器用さにこそ、作品の本質があり、残す意味があると信じています。
『ルックバック』は、私なりのクリエイター賛歌であり、人間賛歌です。
この展示は、完成した映画の記録ではなく、描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を今の時代にこそ可視化する試みです。
アニメやマンガは、先人たちの飽くなき探求が積み重なった集合知に支えられています。
本作もまたその流れの中にあり、私たちは時間をかけ、間違えながら、さまざまな感情で線を引き続けています。
描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。
その線には“描いた人”のすべてが宿ります。
この展示が、「人が絵を描くとは何か」をあらためて問う機会になればと思います。

押山清高監督
1982年、福島県生まれ。2004年よりアニメーターとして活動を開始し、2006年『電脳コイル』では作画監督を務める。その後も数々の作品で監督・脚本・デザインなどを手がけ、多様な表現に携わる。2017年にアニメーション制作会社スタジオドリアンを設立し、短編『SHISHIGARI』を制作。2024年には、監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・原画を務めた劇場アニメ『ルックバック』を発表した。著書に『作画大全作画添削教室・押山式作画術増補合本 神技作画シリーズ』がある。
SNSを騒がせ、多くの人の胸を震わせた『ルックバック』。その圧倒的な作画や表現がどのようにつくられたのか、その裏側に触れられるファン待望の展覧会です。映画を観た方も、これからの方も、心斎橋PARCOでその熱量に圧倒されてみてはいかがでしょうか。
infomation
- タイトル
- 劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情
- 会場
- 心斎橋PARCO 14F・PARCO GALLERY
- 会期
- 2026年4月24日[金]〜5月17日[日]
- 開催時間
- 10:00-20:00
- ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18:00閉場
- 料金(税込)
- 一般(高校生以上)|2,000円|子供(4歳~中学生)1,200円
- お問い合わせ
- 06-7711-7400(大代表)

















