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【内覧会レポ】特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」兵庫県立美術館にて5/14まで!

「イケてた頃のイグアノドン…⁉」

兵庫県立美術館で3月4日から開催されている、特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」の内覧会の様子を紹介!

恐竜展と聞くと、皆さんはどんなものを想像されますか…!?
恐竜展と聞くと、てっきり骨格標本や化石がずらりと並んでいるものかとばかり思うのではないでしょうか? しかし! この展覧会には、骨格標本も化石も展示されていません。展示されているものが一体何なのかというと…「パレオアート」と呼ばれるもの。パレオアートとは、古生物美術のことを指すものなんです!

存在していたことは確かだけれど、その姿かたちは想像するしかない恐竜たち。本展では、恐竜が“発見”された19世紀の奇妙な復元図から、20世紀にチャールズ・R・ナイトやズデニェク・ブリアンらが躍動する恐竜の姿を生き生きと描き出した絵画作品、漫画・玩具などサブカルチャーの分野やファインアートの領域に登場したイメージ、さらには近年の研究に基づく現代のパレオアート(古生物美術)まで、恐竜をはじめとする古生物のイメージの歴史を概観し、人々の想像力を絶えず刺激し続ける太古の世界の住人たちを紹介しています。化石なし、ホネヌキの、異色かつ大注目の展覧会です。

同展のオリジナルキャラクター「イグアノドン3兄弟」に描かれた3頭のイグアノドンの姿と、パンフレット等に使われている❝イケてた頃の俺。❞というキャッチコピーが、この展覧会の見どころをわかりやすく伝えてくれていると感じます。

パレオアートの他、恐竜アイテムの収集家である田村博氏のコレクションのソフビ人形や恐竜をテーマにした数々の漫画を手掛けた所十三の代表作『DINO²(ディノ・ディノ)』の貴重な原画も展示。恐竜はまた、一般的な美術、いわゆるファインアートの領域でもしばしば象徴的なモチーフとして登場します。美術における恐竜のシンボリズムについて、福沢一郎や立石紘一など、いくつかの作例でも紹介されています。

展覧会オリジナルグッズにも注目です! フランスの大人気絵本「リサとガスパール」とコラボした本展限定のキュートなコラボグッズや、オリジナルキャラクター「イグアノドン3兄弟」のグッズ等、心ときめくグッズが目白押しのグッズ売場も見逃せません。

特別ゲスト 恐竜くん登場!

特別ゲストで登場した恐竜くんは、「何億年というスケールの大きなもの(恐竜の謎)を、たった200年でこんなに解き明かしてきた、人間の底力と科学の醍醐味が感じられる展覧会になっていると思います。私たち人類がどう恐竜と向き合ってきたかが全て詰まっていて、どの時代の作品も間違っているわけではないです」と、展覧会の魅力を語りました。

Text by Mariko HIYOSHI

infomation

展覧会名
特別展 「恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造」  
会場
兵庫県立美術館  
会期
2023年3月4日[土]~5月14日[日]  
休館日
月曜日  
開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)  
観覧料
一般 2,000円/大学生 1,500円/高校生以下 無料/70歳以上 1,000円  
お問合せ
078-262-1011 兵庫県立美術館  

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