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- 2025-06-19 Thu

宝物をファッションへと昇華させたドレスは構想から約1年!
2025年8月24日(日)まで大阪歴史博物館にて開催の特別展「正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—」の記者説明会・内覧会に、展覧会コラボレーションアーティストの一人、篠原ともえさんが登場しました。

制作したドレスについて語る篠原ともえさん
正倉院宝物の一つで、鳥の頭を象った蓋をもつペルシア風の水差し「漆胡瓶(しっこへい)」をモチーフに制作したドレスについて、「漆胡瓶の独特な存在感に魅了され、そのシルエット、オリエンタルな魅力を形にしたいと感じたことが着想になりました。動物や昆虫、植物の文様を手作業でトレース、加工し、400以上のパーツをドレス本体に装飾しました。構想から約1年かけ、纏うアートピースの象徴として、宝物をファッションへと昇華させたのがこのドレスです。文様の細かな表情もぜひ近くでじっくりと見ていただきたいです。「本展は大阪を皮切りに東京へと巡回するということですが、ぜひ国内各地、また海外へと展開されることを期待しています。手仕事の価値、また正倉院の魅力を一人でも多くの方に感じていただきたいです」と語りました。

「漆胡瓶(しっこへい)」をモチーフにしたドレス
展覧会コラボレーションアーティスト 篠原ともえさんプロフィール

展覧会コラボレーションアーティスト 篠原ともえさん
1979年東京都生まれ。文化女子大学短期大学部服飾学科卒業。95年に歌手デビュー。現在は、デザイナーとして多方面で制作活動を行う。2020年、アートディレクターの夫、池澤樹氏とともに「STUDEO」を設立、22年、デザインを手がけた革きものがニューヨークADC賞の2部門で受賞を果たし、大きな話題に。
展覧会では、篠原さんのほかにも音楽、写真、陶芸といった幅広いジャンルで活躍する現代アーティストが、正倉院にインスピレーションを受けて制作した新作が展示されています。
infomation
- 展覧会名
- 特別展「正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡—」
- 開催期間
- 2025年6月14日[土]~8月24日[金]
- 開館時間
- 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
- 毎週火曜日(ただし、8月12日[火]は開館)
- 会場
- 大阪歴史博物館
- 料金
- 大人 2,000円|高校生・大学生 1,500円|小学生・中学生 1,000円
- [土日祝]一般 2,900円|中・高校生 2,000円|小学生 1,000円|障がい者割引2,200円
- お問合せ
- なにわコール06-4301-7285(8:00~21:00無休)
【巡回情報】 展覧会名:正倉院 THE SHOW —感じる。いま、ここにある奇跡— 会場:上野の森美術館(東京都台東区) 会期:2025年9月20日(土)~11月9日(日) 主催:上野の森美術館、「正倉院 THE SHOW」実行委員会 (読売テレビ、読売新聞社、TOPPAN、角川メディアハウス) 監修:宮内庁正倉院事務所 ※開館時間、休館日、観覧料などの詳細は、決まり次第公式ウェブサイト等にてお知らせします。