世界中でもっとも愛されているウサギ、ピーターラビット™が大阪に！

アート
SHOMIのはなし
レポート
2022-07-20 Wed

世界中でもっとも愛されているウサギ、ピーターラビット™が大阪に！

見どころがいっぱい！日本初公開の原画も！

物語誕生前夜から今までを振り返る盛大なバースデイパーティがテーマになった展覧会「出版120周年ピーターラビット™展」があべのハルカス美術館にて9月4日（日）まで開催中。展覧会の様子をレポートで紹介！

やんちゃで魅力的。世界中で愛される1匹のウサギ。そう、ピーターラビット™が主人公のシリーズ第一作『ピーターラビットのおはなし』が出版されて今年で120周年を迎えます。ハッピーバースデイ、ピーター！

見どころは、日本初公開となる、作者のビアトリクス・ポター™が物語を書くきっかけとなった《ノエル・ムーア宛ての絵手紙》。それに加えてシリーズ最初の絵本『ピーターラビットのおはなし』の原画をすべて見ることができるという、まさに夢のような内容。ほんとに120年前に描いたもの？疑ってしまうほど、水彩の原画は、瑞々しい色をしています。約10㎝四方の小さな作品を1点1点ゆっくり堪能してください。

展示風景　《ノエル・ムーア宛ての絵手紙》は、なんと日本初公開！

描かれているピーターは、「青い上着を着て2本脚で歩く」と擬人化させているようで、顔の表情はウサギそのもの。木戸からもぐりこんだ時の野性的な目、ニンジンを食べる口元。（なぜか飼っていた猫を思い出すほど）虚と実のバランス具合がピーターの魅力なのだと気づきます。

『ピーターラビットのおはなし』の原画がずらり

ピーターラビットに会える？そんな気持ちになる会場

本展では、ビアトリクス自らが監修したぬいぐるみなど、100年以上前に作られたアイテムも紹介されています。キャラクターを商品化するための特許を取ったのはビアトリクスが最初の人物だと言われていて、先見の明がある人だったんだと感心します。そんな彼女から生まれたピーターだからこそ、今も私たちに愛されているのかも。

会場内には高さ180㎝もの特大のバースデイケーキがドーーーン！と展示されていてテンションが上がります。